この記事で分かること
AIを使うと、ホームページやLPの制作はどこまで安く早くなるのか。
縮む部分と縮まない部分を分けて整理する。
先に結論を書くと、作る作業は縮み、決める作業は縮まない。
縮むのは「手を動かす部分」
AIが担えるようになったのは、主に次の作業である。
- 文章の下書き(構成案、見出し、説明文のたたき台)
- コーディング(デザイン案をもとにHTML・CSSを組む)
- 画像の加工や書き出し
- 複数パターンの案出し
以前はここに人日がかかっていた。
下書きを書いて、直して、組んで、確認する。この往復が短くなったぶん、費用と期間は下がる。
縮まないのは「決める部分」
一方、AIを使っても短くならない作業がある。
- 誰に向けたページかを決める
- その人に何をしてほしいかを決める(問い合わせ、電話、資料請求、来店)
- 自社の何を強みとして出すかを決める
- 載せてよい実績と、載せられない実績を分ける
これらは自社の事情に依存するので、外から補えない。
決まっていない状態でAIに作らせると、それらしいが自社のことが書かれていないページができる。
制作が長引く理由も、たいていここにある。作業ではなく、決定が止まっている。
ホームページとLP、どちらが要るか
用途が違う。
- ホームページ — 会社を知ってもらう場所。会社概要、事業内容、実績、採用
- LP — 一つの行動を促す場所。特定のサービスに絞って、問い合わせまで一直線
判断基準は「HPとLP、うちはどちらを作るべきか」で整理している。
補足しておくと、ホームページは受け皿であって集客装置ではない。
作れば問い合わせが増えるものではなく、検索やSNSや紹介からの流入があってはじめて機能する。
依頼前に用意しておくとよいもの
制作を頼む前に、次が揃っていると早い。
1. すでにある文章 — 会社案内、パンフレット、過去の提案書。ゼロから書くより速い
2. 実際の写真 — 現場、商品、社員。素材写真ばかりのページは、地元の会社では逆効果になりやすい
3. 問い合わせ後の流れ — 誰が受けて、どう返すか。ここが決まっていないと、来た問い合わせが落ちる
4. 載せてよい取引先の名前 — 許可が取れているものだけを使う
3番目を用意していない会社は多い。 ページができても、受けた後が決まっていなければ成果にならない。
AIで作ったページの注意点
文章を生成させた場合、事実確認は人がやる。
- 実績の数字が、実際の数字と合っているか
- 根拠を示せない優位性の表現が入っていないか
- 資格や許認可の記載が正確か
生成された文章は、それらしい表現を足してくることがある。
そのまま公開すると、後で説明できない記述が残る。 公開前に、書かれている事実を一つずつ確認する。
「AIが書いた文章」は、文体ではなく中身で見抜かれる
2026年9月、当社のホームページについて、外部の方から「AIが書いたっぽいところがある」と指摘を受けた。自社のサイトなので、実際に調べた。
まず疑ったのは文体である。「〜することができます」「〜が重要です」「いかがでしょうか」といった、生成された文章に出やすい言い回し。30ページを機械的に数えたところ、これらの出現回数は0だった。文体の対策は済んでいた。
刺さっていたのは別のところだった。同じ30ページで、具体的な数字と、自社が実際に体験したことの記述が、どちらもゼロの記事が13本あった。
書いてある内容は間違っていない。「繰り返しの多い業務から手をつける」「判断が必要な部分は人に残す」。正しいが、これは誰でも書ける。読む側は、正しさではなく「この会社にしか書けないことがあるか」を見ている。無いと分かった時点で、中身を読まずに閉じられる。
ここから言えること
AIに文章を書かせること自体は問題ではない。問題になるのは、自社の一次情報を渡さずに書かせることである。
- 実際にいくらで納めたのか
- 実際に何件処理したのか
- やってみて失敗したのは何か
この3つは、AIが調べても出てこない。自社にしかない。逆に言えば、これさえ渡せば書く作業自体はAIで速くなる。
ページを安く早く作れるようになったぶん、中身の差がそのまま出る。手を動かす部分が縮んだ結果、残ったのは「何を持っているか」の勝負になっている。
福井で頼む場合
地元の会社に頼む利点は、実際に会って業務を見てもらえることにある。
写真を撮りに来てもらえること、現場の言葉が拾えることは、遠方の会社では代わりにくい。
株式会社SHIKAKERUは福井市に本店を置いており、県内であれば訪問が無料である。
制作だけでなく、公開後にどこから人が来ているかを測るところまで扱っている。
AIを何から入れるかがまだ決まっていない段階なら「福井の中小企業がAI導入で最初に考える3つ」、依頼先の見極め方は「福井でAIコンサルを頼む前に、確かめておくこと」に書いた。
福井県内でのAI導入の進め方、無料訪問でうかがう地域、実際の導入事例は「福井でAI導入・業務自動化を相談するなら」にまとめている。
まとめ
AIで縮むのは作る作業で、決める作業は縮まない。
費用と期間を抑えたいなら、誰に向けて何をしてほしいページかを先に決めておくのが一番効く。
依頼前に、既存の文章、実際の写真、問い合わせ後の流れ、載せてよい取引先名を用意しておくと早い。
生成された文章の事実確認は、公開前に人が行う。
自社のどの業務からAI化できるか、無料で確認できます
福井県内は現場訪問無料、全国はオンラインで相談可能です。まずは30秒のAI診断か、無料の実務キットからどうぞ。