福井でAIコンサルを頼む前に、確かめておくこと
福井の中小企業がAIコンサルを検討するとき、依頼前に確かめる点を整理する。助言だけで終わる契約と、動くものが残る契約の違い。
この記事で分かること
福井の中小企業が「AIコンサル」を検討するときに、依頼前に確かめる点を整理する。
コンサルという言葉が指す範囲は会社ごとに違う。そこを揃えないまま契約すると、期待とずれる。
「AIコンサル」は、中身が会社ごとに違う
同じ名前でも、提供されるものは分かれる。
- 調査と提言 — 現状を分析し、活用の方向性を提案する。成果物は資料
- 研修と教育 — 社員が使えるようになるための講座。成果物は理解と手順
- 設計と実装 — 実際に動く仕組みを作る。成果物は動くもの
- 運用の伴走 — 導入後、使われる状態まで見続ける
どれも必要になる場面がある。ただし費用も期間も違う。
「AIコンサルをお願いしたい」とだけ伝えると、相手が得意な範囲の見積が返ってくる。
先に決めるのは「終わったとき何が残るか」
依頼前に、これだけは決めておくとよい。
契約が終わったとき、手元に何が残っていてほしいか。
- 資料が残ればよいのか
- 社員が自分で使えるようになっていればよいのか
- 動く仕組みが残っていてほしいのか
ここが曖昧なまま進むと、報告書は立派だが現場は何も変わっていない、という結果になりうる。
逆に、実装だけ頼んで社内に使い方が残らず、動くものが使われないこともある。
確かめるとよい5つの点
1. 業務を見てから提案しているか
現場を見ずに製品や構成を提案してくる場合、自社に合うかどうかは運になる。
「まず業務を見せてください」と言う相手のほうが、後の手戻りが少ない。
2. やらないほうがよい業務を言うか
全部AI化できると言う相手には、判断の基準がない。
向かない業務を向かないと言えるかどうかは、実際に作った経験があるかどうかで分かれる。
3. 費用の内訳が着手前に出るか
初期費用、運用費、期間、対応範囲。この4つが着手前に文書で出るか。
「やってみないと分かりません」で始まる契約は、途中で増えていく。
4. 作ったあと誰が面倒を見るか
納品して終わりなのか、使われるまで見るのか。
運用に入ってからのほうが、質問は多く出る。
5. 実際に作ったものを見せられるか
事例が資料の中の話ではなく、動いているものとして見せられるか。
守秘の都合で見せられない部分はあるが、何も見せられない場合は理由を聞いてよい。
規模で選び分ける
会社の規模によって、向く相手が変わる。
大手のコンサルティング会社は、体制も方法論も整っている。
そのぶん費用は数百万円規模になり、期間も月単位でかかる。全社的な方針を決める段階では、その価値がある。
一方、まず一つの業務を軽くしたい段階であれば、規模の大きい契約は重い。
数十万円規模で、数週間のうちに動くものを作るほうが、判断材料が早く手に入る。
福井県内にもAI導入を扱う会社はある。
ただ、まず一つの業務から小さく始めたいという規模の相談は、受け皿が多いとは言えない状況だと考えている。
公的な無料窓口という選択肢
そもそもコンサル契約が要るのかを確かめるなら、先に無料の窓口がある。
福井県内には、ふくい産業支援センターや福井県よろず支援拠点といった相談先がある。
何から考えればよいかを整理したいだけなら、そちらのほうが早い場合もある。詳しくは「福井市の中小企業がAI導入で最初につまずくところ」に書いた。
当社の立ち位置
株式会社SHIKAKERUは福井市に本店を置いている。
調査だけ、研修だけという形は扱っておらず、業務を見て、動く仕組みを作るところまでを範囲としている。
福井県内であれば現場訪問が無料で、費用は対象業務を決めてから提示する。
向かない業務は向かないと伝える。その判断も含めて、まず業務を見るところから始めている。
依頼先を決める前の段階であれば「福井の中小企業がAI導入で最初に考える3つ」が先になる。
補助金を併用するつもりなら「福井のAI導入補助金、申請より先に決めること」、依頼の対象がホームページやLPなら「福井でHPやLPをAIで作る、安くなる部分」に分けて書いた。
まとめ
AIコンサルという言葉が指す中身は、調査、研修、実装、伴走に分かれる。
依頼前に決めるのは「終わったとき何が残っていてほしいか」で、そこが決まれば相手も選びやすい。
確かめる点は、業務を見てから提案するか、やらない業務を言うか、費用の内訳が先に出るか、作ったあと誰が見るか、実物を見せられるかの5つになる。
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