SHIKAKERU BLOG

公式ラインの構築を頼む前に、決めておくこと

2026-09-21

公式LINEは、作るだけなら数日で終わる。止まるのはその後だ。福井で構築を外に頼む前に、社内で決めておくと失敗しにくいことをまとめた。

この記事で分かること

福井の中小企業やお店が、公式ライン(公式LINE)の構築を外に頼む前に、社内で決めておくことを整理する。
後半には、当社が実際に公式LINEを組んだときに詰まった設定と、費用の目安も置いた。

作るのは早い。止まるのはその後

公式LINEのアカウントを作り、リッチメニューを置き、あいさつメッセージを入れる。
ここまでは、頼めば早ければ数日で終わる。

止まるのはその後だ。
友だちは増えたが、何を送ればいいか分からない。
メッセージは来るが、誰が返すか決まっていない。
そもそも、どこから友だちが来ているのか分からない。

構築を頼む前に決めておくべきなのは、デザインではなく運用の方だ。
次の4つが決まっていれば、頼む側も頼まれる側も迷わない。

1. 何の窓口にするか

公式LINEは、何にでも使える。だから最初に1つに絞る。

  • 予約の窓口にするのか
  • 問い合わせの窓口にするのか
  • 来てくれた人の再来店を増やしたいのか
  • 社内の報告(日報、シフト希望、欠勤連絡)を受けたいのか

これで作るものが変わる。
予約の窓口なら、空き状況と予約の導線が中心になる。
再来店なら、配信とクーポンが中心になる。
社内報告なら、お客様向けのリッチメニューはいらない。

欲張って全部入りにすると、どれも中途半端になる。
最初は1つ。回り始めてから足す。

2. 誰が返信するか、どこから人に渡すか

公式LINEには、自動応答が付いている。AIを組み合わせれば、よくある質問にはかなり答えられる。

ただ、全部を任せてはいけない。
価格の相談、予約の確定、クレーム、契約の条件。
ここは人が判断する。

決めておくのは2つだ。

  • 自動で返してよい範囲(営業時間、場所、持ち物、駐車場など、答えが決まっているもの)
  • 人に渡す範囲と、渡す先(誰のスマホに通知が行くのか、何分以内に返すのか)

「返す人が決まっていない」まま公開すると、メッセージが既読のまま溜まっていく。
お客様から見ると、電話より悪い。

3. どこから友だちが来たかを、数えられる形にする

公式LINEの友だち追加用のURLやQRコードは、置き場所ごとに分けて作れる。
店頭のPOP、ホームページ、Instagramのプロフィール、チラシ。
分けておけば、LINE公式アカウントの管理画面で、どこから何人追加されたかを見られる。

当社の公式ホームページでも、2026年9月に、ページごとの友だち追加リンクを7つに分けた(※自社の設定)。
トップ、求人チェックのページ、公式LINE構築のページ、ブログなどで、それぞれ別のリンクにしている。
1本のリンクを全部に貼っていた間は、どのページが効いているのか分からなかったからだ。

数えられない仕組みは、直せない。
構築を頼むときに、経路を分けて作ってもらうよう最初に伝えておくとよい。

4. AIを入れるか、入れないか

公式LINEにAIをつなぐと、自由な文章の質問にも返せるようになる。
一方で、つながなくても困らないお店も多い。

AIを入れた方がよいのは、たとえばこういう場合だ。

  • 同じ質問が毎日何度も来て、返す人の手が止まっている
  • 予約の前に聞くこと(人数、希望日、要望)が多く、往復が長い
  • 営業時間外の問い合わせを取りこぼしている

逆に、メッセージがほとんど来ない段階なら、AIは後でいい。
先に、友だちを増やす導線とリッチメニューを整えた方が効く。

自分で作ると、ここで詰まる

公式LINEは自分でも作れる。
当社も、AIで返信する公式LINEをゼロから組んだ(※自社で検証用に構築したアカウント)。
そのとき、実際に詰まったところを置いておく。

  • LINE Developersの画面からは、チャネルを直接作れない。 先にLINE公式アカウントを作り、その設定画面からMessaging APIを有効にする順番になっている。古い解説記事の手順だと、ここで止まる
  • 管理画面が2つある。 LINE公式アカウントの管理画面と、LINE Developersの画面を行き来する
  • 応答設定を変えないと、AIは返信しない。 初期状態は「Webhook:オフ/応答メッセージ:オン」。これを「Webhook:オン/応答メッセージ:オフ」にする
  • AIの返信に、強調の記号がそのまま出る。 AIは太字の記号を使いたがるが、LINEはその記号を解釈しない。記号を使わないよう指示しておく必要がある

どれも、分かっていれば数分で終わる。
分かっていないと、既読は付くのに返信が来ない、という状態で何時間も止まる。

費用の目安

当社の料金を置いておく(※目安・当社の料金表。いずれも税別)。

お店の集客の入り口として作る場合

  • シンプルプラン:50,000円から(※目安・当社の料金表)。基本設定、プロフィール、あいさつメッセージ、リッチメニュー1点、自動応答、クーポン等の基本機能まで
  • スタンダードプラン:150,000円から(※目安・当社の料金表)。友だち追加後の導線、シナリオ配信、タグ分け、複数のリッチメニューの使い分けまで
  • 運用代行:月30,000円から(※目安・当社の料金表)。配信、リッチメニューの差し替え、反応を見ながらの改善

問い合わせ対応や社内報告までAIに任せる場合

  • 初期構築:20万円から50万円(※目安・当社の料金表)
  • 月額運用:5万円から(※目安・当社の料金表)

どちらが合うかは、「何の窓口にするか」で決まる。
1の答えが出ていれば、見積もりはすぐ出せる。

福井で相談するなら

当社は福井市に本店を置いている。
福井県内は、実際の問い合わせの来かたを現場で見てから、LINEで受けるべき業務を決められる。

公式LINE単体ではなく、ホームページやAIチャットとひと続きで作った事例もある。
福井の中古車事業の会社で、ホームページ、公式LINE、AIチャットを一つの相談の流れとして組んだものだ(掲載許諾済み。詳細は導入事例に置いた)。

構築の内容と料金は「福井で公式LINEの構築・自動化を相談する」にまとめている。
公式LINEにAIを置く考え方は「LINEにAI社員を一人置くという発想」に書いた。

福井で公式LINEの構築を相談する

何の窓口にするかが決まっていなくても大丈夫です。今の問い合わせの来かたを伺って、LINEで受けるべきかどうかから一緒に決めます。福井県内は現場を見に伺えます。